目次

  1. 実家片付け・遺品整理業者探しなら「遺品整理の相談所」
  2. 遺品整理の買取で損しない!売れる遺品と高く売るコツ・業者選びのポイント

遺品整理の買取で損しない!売れる遺品と高く売るコツ・業者選びのポイント

遺品整理の買取で損しない!売れる遺品と高く売るコツ・業者選びのポイント
著者 坂本 貴志

遺品整理においては、買取サービスを利用することで処分費用の軽減が期待できます。売れる物と売れない物の見極めが、効率的な整理の鍵です。高額査定が可能な品もあるため、事前の情報収集が欠かせません。業者によって対応や価格に差があるため、信頼性の見極めも重要です。

この記事では、具体的な手順や注意点をもとに、失敗しない進め方をご紹介します。「何を・どう売るべきか」「どんな業者が安心か」「トラブルを避けるにはどうすればよいか」といった疑問が解消できる内容です。

この記事を読んで分かること


  • 遺品の中で買取できるもの・できないものの見分け方
  • 遺品を高く売るためのコツと準備方法
  • 主な買取方法(出張・店頭・宅配)の特徴と使い分け
  • 信頼できる買取業者を見極めるポイント
  • 遺品整理と買取を効率よく進める手順
  • 遺品整理の買取でよくあるトラブルやデメリットと、その回避方法

また、今すぐ安全で信頼性の高い遺品整理の業者に依頼したい方は「遺品整理の相談所」がおすすめです。

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目次

遺品整理で買取を希望する人が増えている理由

親の遺品整理で「売れるものは売りたい」と考える人が近年増加しています。背景には、使える品を捨ててしまう抵抗感や生活費の節約意識の高まり、業者側のサービス拡充があります。

遺品を買い取ってもらいたいと希望する人が増えている主な理由は、以下の通りです。

  • 「捨てるには惜しい」という心理的背景
  • 物価高や節約志向で買取ニーズが上昇
  • 遺品整理業者も「買取プラン」が増加中

「捨てるには惜しい」という心理的背景

故人の遺品を目の前にしたとき、「これは捨ててしまっていいのだろうか」と迷う人も多いのではないでしょうか。思い入れのある品や、まだ使えるものを見ると、処分ではなく手放し方を慎重に考えるようになります。

捨てるには惜しいと感じる主な心理を見ていきましょう。

  • 物を見るたびに故人との記憶がよみがえるため、廃棄にためらいがある
  • 「もったいない」という日本特有の価値観が働く
  • まだ誰かが使ってくれるなら、捨てるより前向きに手放せる
  • 処分費用の足しにできる、生活費に充てられるなど、現金化にメリットを感じる
  • 故人が大切にしていた物を自分の判断で捨てることに、後ろめたさを感じる

以上の心理的背景から、遺品整理の際にも売却できる品は積極的に売りたいと考える人が増えているのです。

物価高や節約志向で買取ニーズが上昇

経済環境の変化も遺品の買取ニーズ増加に拍車をかけています。近年は物価の上昇が続き、生活防衛のため少しでも出費を抑えたい消費者が増えました。その結果、新品を買うよりも中古品を活用する動きが活発化し、中古市場が拡大しています。

例えばリユース市場規模は2023年に前年比7.8%増の3兆1227億円に達し14年連続で成長していますが、物価高で節約志向が強まり中古品への注目が高まったことが一因です。

こうした背景から、不要となった遺品を「売ってお金に換えたい」「処分費用の足しにしたい」と考える人も増えてきています。

参照:リユース業界の市場規模推計2024(2023年版)リユース経済新聞

遺品整理業者も「買取プラン」が増加中

近年、遺品整理業者の間で買取サービスを含むプランの提供が広がっています。従来は仕分け・処分が中心だった業務に、買取やリサイクル、供養などを加えた一括対応型のサービスが登場し、遺族の負担軽減に役立っているわけです。

環境省の調査でも、再利用を前提としたビジネスモデルや、地域連携によるリユース促進の重要性が指摘されています。整理と同時に資源循環に貢献できる点を踏まえ、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

参照:市町村による使用済製品等のリユース取組促進のための手引き|環境省

遺品整理で買取を利用するメリット

遺品整理において、買取サービスを取り入れることで得られる利点は少なくありません。

費用面・作業面・精神面のそれぞれで遺族の負担を軽減できるのが特徴です。以下の通り、「処分費用の軽減」「時間と労力の削減」「心の整理のしやすさ」が主なメリットとして挙げられます。

遺品整理で買取を利用するメリット

処分費用を軽減できる

遺品整理では多くの不用品が発生しますが、買取できる品があれば処分費用の節約につながります。大型の家財や家電などは処分費がかさみやすいため、買取によるコスト削減効果は大きくなります。

実際、以下のような場面で買取サービスは経済的な効果を発揮します。

  • リサイクルショップなどで売却できれば、収入を得ることも可能
  • 家具や家電などの大型品は、出張買取を依頼すれば自分で搬出する手間も省ける
  • 代金を整理費用に充てれば、結果的に経済的な負担を抑えられる

買取サービスを上手に活用すれば、整理のコストを抑えつつ、無理のない対応が実現できるでしょう。

時間と労力を削減できる

遺品整理は、想像以上に手間と時間がかかる作業です。実家が遠方にある場合や、多忙で時間を割けない場合には、大きな負担となりやすいでしょう。

買取サービスを活用することで、以下のような負担軽減が期待できます。

  • 出張買取を利用すれば、自宅にいながら査定から引き取りまで完了する
  • 大型の家財も業者が運び出してくれるため、自力での搬出が不要
  • 整理と買取を同時に依頼できれば、業者を何度も呼ぶ必要がなくなる
  • 複数社の比較・選定も、オンライン対応や一括見積もりサービスを使えばスムーズ

こうした工夫により、時間的・体力的な負担を大きく軽減できるでしょう。

心の整理がしやすくなる

不用な遺品を買い取ってもらうことは、遺族の心情面でも良い影響をもたらします。遺品整理は、単なる片付けではなく「気持ちの整理」を含む大切なプロセスです。精神的な区切りをつけるという意味でも、誰かに受け継がれる形での手放し方には大きな意味があります。

まだ使える物を誰かに活かしてもらえると、「遺品を無駄にしなかった」という安心感が生まれます。大切な品をただ廃棄するのではなく、買取という形で送り出すことで、故人との別れにも気持ちの区切りがつけやすくなるでしょう。その結果、新たな生活に向けて前向きな一歩を踏み出すきっかけにもつながります。

遺品整理で買取を利用するデメリット

買取サービスには多くのメリットがありますが、注意すべき点も存在します。想像していたより査定額が低かったり、買取できない品が多く残ったりすることもあるためです。また、業者選びを間違えるとトラブルに発展する可能性もあります。

ここでは、買取を利用する際に生じがちなデメリットをチェックしましょう。

遺品整理で買取を利用するデメリット

期待より査定額が低い場合がある

遺品の査定額が当初の期待より低く、落胆してしまうケースがあります。リサイクルショップでの買取額は市場相場や在庫状況によって左右されるため、思ったほど値が付かないことも少なくありません。「売っても二束三文だった」という不満から、もっと高く売る方法はないかと模索する人もいるでしょう。

古い型の家電製品や大量生産された家具類は中古市場での価値が低く、予想外に安値査定となることが多いです。買取サービスを利用する際は、品物によっては高値が付かない可能性もあることを理解しておく必要があります。

買取対象外の品が多く残る

すべての遺品が買取できるわけではなく、業者に断られて処分するしかない品も多数出る場合があります。例えば年式の古い家電や使用感の強い布団・寝具、シミだらけの衣類などは衛生面や需要の問題で買取してもらえません。状態の悪いものや再利用が難しい品は、自治体の粗大ごみ回収などで処分する必要があるでしょう。

また故人の写真アルバムや手紙、名入れの記念品といった個人的な遺品は市場価値がなく、結局手元に残るでしょう。買取を利用しても、大量の遺品のうち売れるのは一部で、残りは別途適切に処分する必要がある点に注意が必要です。

業者による対応品質に差がある

遺品整理業者の中には買取対応が雑だったり、トラブルを起こす悪質なケースも報告されています。国民生活センターにも「安価で見積もられたのに作業後に法外な追加料金を請求された」「処分しないはずの遺品まで勝手に処分された」などの相談が寄せられています。

信頼できる業者を選ばないと、精神的にも金銭的にも大きなストレスにつながりかねません。業者ごとにサービスの質は様々で、遺品の扱い方や料金体系に差があるのが実情です。せっかく買取サービスを利用しても、対応の悪い業者に依頼すると嫌な思いをしたり十分な金額にならなかったりする恐れがあります。

買取を依頼する際は、業者選びを含め慎重に進めることが大切です。

参照:こんなはずじゃなかった!遺品整理サービスでの契約トラブル|国民生活センター

遺品整理買取を依頼する際の注意点

遺品整理で買取を依頼する場合、事前にいくつか注意しておきたいポイントがあります。買取金額を最大化するための準備や、個人情報の流出防止策、契約内容の確認など、ひと手間かけることで後悔やトラブルを防げるはずです。

ここでは、遺品整理の買取サービスを安心して利用するための具体的な注意点を見ていきましょう。

  • 事前に仕分けと分類をしておく
  • デジタル機器のデータを消去する
  • 見積内容と契約条件を確認する

事前に仕分けと分類をしておく

買取依頼をする前に、遺品の中から売りたい物と残したい物をあらかじめ仕分けておきましょう。作業当日に大切な遺品が誤って持ち出されたり処分されたりしないよう、残す物は別室に移すなど明確に区分しておくことがポイントです。

貴重品や思い出の品は事前に家族で確認し、買取に出さないものは「処分しないでください」と業者に伝えるリストを用意すると安心です。また、売却予定の品も汚れを落とす・付属品を揃えるなど軽く手入れしておくと査定額アップにつながります。

事前準備をしっかり行い、当日はスムーズに買取作業に入れるようにしましょう。

デジタル機器のデータを消去する

パソコンやスマートフォンなどデジタル遺品を買取に出す際は、内部の個人データを完全に削除しておく必要があります。データを消さずに中古業者に引き渡すと、故人や家族の個人情報が流出して悪用される危険があるためです。

初期化しただけでは復元可能な場合もあるため、専門ソフトでハードディスク内を上書き消去するか、物理的に破壊するのが確実です。遺品整理業者にスマホ・PCの処分も任せる場合、データ消去まで対応してもらえるか事前に確認しましょう。

デジタル機器の取り扱いは慎重に行い、個人情報の漏えいを未然に防ぐことが大切です。

見積内容と契約条件を確認する

買取サービスを含む遺品整理を業者に依頼する際は、見積書の内容と契約条件を細かく確認しましょう。

どの遺品をいくらで買い取るのか、買い取れなかった物の処分費用はどうなるか、といった点を事前に明確にしてもらいます。追加料金が発生する条件(作業量の増加や特殊品目の処理費など)がある場合も、契約前に説明を受けて合意しておく必要があります。

見積額が他社より極端に安い場合もすぐ飛びつかず、サービス内容と金額のバランスを検討しましょう。契約書面は細部まで目を通し、不明点は遠慮なく質問することが、後々のトラブル防止につながります。

遺品のなかで買取対象になる主な品目

遺品整理で買取に出せる品目にはどのようなものがあるでしょうか。一般的なリサイクルショップで買い取ってもらえる生活用品から、専門業者が高額査定する骨董的な品まで様々です。ここでは、主に買取対象となりやすい遺品のジャンルと具体例について紹介します。

  • リサイクルショップ系で売れる物
  • 専門業者が高価買取する品目
  • 「思わぬ物が売れる」こともある

リサイクルショップ系で売れる物

幅広い品物を扱うリサイクルショップで買取してもらいやすい遺品には、日常的な生活用品や娯楽用品が含まれます。

服飾雑貨は中古市場でも需要が高く、リユース市場全体の約17.7%を占める主要商材です。ブランド品のバッグや財布、時計なども人気で市場の約10.6%を占めます。ほかにも家電や家具(約9.5%)、本・CD・DVD、ゲーム機、おもちゃ、食器類など、多くの家庭にある物が買取対象となります。

状態が良く年式が新しいものほど高値が付きやすく、箱や説明書が揃っていると査定アップにつながるでしょう。

参照:II.リユース市場規模調査等|環境省

専門業者が高価買取する品目

美術品や骨董品、趣味の収集品など、専門的な価値を持つ遺品は専門業者に査定を依頼すると高価買取が期待できます。

高価買取に該当するのは、以下の物品です。

  • 掛け軸や絵画
  • 茶道具
  • 古銭や切手
  • アンティーク家具やブランド家具
  • 高級腕時計

これらの品は市場価値の変動が大きく偽物も存在するため、専門知識を持つ鑑定士の正確な査定が不可欠です。

一般のリサイクル店では適正価格が付かない恐れがあるため、信頼できる骨董商や専門の買取業者に評価してもらうとよいでしょう。希少価値のある遺品はプロに見極めてもらうことで、本来の価値に見合った適正価格での売却が可能です。

「思わぬ物が売れる」こともある

一見すると価値がなさそうな遺品でも、思いがけず売れるケースがあります。

昔の玩具や昭和の生活雑貨、廃盤になったレコードやゲームソフトなど、コレクターに人気の品は中古市場で高値になる場合も珍しくありません。また古い家電の付属部品や昭和レトロな日用品がマニアに需要がある場合もあり、意外な遺品がお宝になることもあるのです。

ただし価値の分からない品を自分で判断するのは難しいため、気になる物はとりあえず査定に出してみるのがおすすめです。専門家の目で見てもらうことで、眠っていた価値が発見されるかもしれません。

遺品のなかで買取できない品目・処分が必要な物品

次に、買取が難しく処分が必要になる主な品目について見ていきましょう。すべての遺品が売れるわけではなく、市場価値や法規制、衛生面の問題から買取を断られる物も多々あります。ここでは、一般的に買取対象外となる遺品の例と、その理由について解説します。

  • 年式が古い・壊れている家電製品
  • 衛生的に再利用が難しい寝具や衣類
  • 個人利用が前提の記念品や思い出品

年式が古い・壊れている家電製品

古い型の家電や動作不良の電化製品は、基本的に買取してもらえません。中古家電の買取は製造から5~7年以内が目安とされ、それ以上経過した物は需要が低いためです。例えばブラウン管テレビや20年前の白物家電などは、リサイクル料金を払って処分するしかないケースがほとんどです。

また壊れて電源が入らない製品や部品欠損のある家電も買取不可となります。家電リサイクル法の対象品(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン)については、再販価値がない古い物はリサイクル料を支払い自治体のルールに従って処分する必要があります。

このように、年式が古過ぎる家電製品は遺品整理業者でも買い取れないため注意が必要です。

衛生的に再利用が難しい寝具や衣類

使用済みの寝具や衣類の多くは、衛生面の観点から再利用が難しく、買取対象外となることが一般的です。

特に以下のような特徴を持つ品物は、買取が断られるケースがほとんどです。

  • 使用感のある布団・マットレス・下着類などは、衛生上の理由で再販が困難
  • 汚れ・シミ・ニオイがあるものは中古市場での需要が低く、引き取りを断られる
  • 大量の衣類や無名ブランド品は、リユース業者でも取り扱いが難しい

ただし、未使用の高級和装や保存状態の良い衣類であれば、例外的に買取対象となる可能性もあります。事前に状態を確認し、不安な場合は業者に相談してみるとよいでしょう。

個人利用が前提の記念品や思い出品

写真や記念品など、個人に深く関わる遺品は、再利用が難しいため買取対象外となります。

代表的な対象外品と理由は以下の通りです。

  • アルバムや日記帳、手紙などは個人的な記録物のため再販ができない
  • 賞状やトロフィー、名入りの贈答品は他人が使えず市場価値がない
  • 位牌や仏具、遺影などは供養や家族内での保管が前提とされる

このような遺品は、形見として大切に保管するか、お焚き上げ供養などの方法で丁寧に処分するのが一般的です。

買取できなかった場合は個人売却を検討する

買取対象とならなかった品については、フリマアプリやネットオークションを使って自分で売却するという選択肢もあります。状態が良いものやニッチな需要がある品であれば、思わぬ値が付くこともあるでしょう。ただし、出品作業や写真撮影、購入者とのやりとり、発送対応など、一定の手間がかかります。また、取引上のトラブルに備えて慎重な対応も求められます。そのため、この方法は時間と労力に余裕がある方にとっての補助的な手段として検討するのが現実的です。

遺品買取の主な方法3つ

遺品を売却する方法には大きく分けて「出張買取」「店頭持ち込み買取」「宅配買取」の3つがあります。それぞれ手間やメリットが異なるため、売りたい遺品の種類や量、居住地などに応じて使い分けるとよいでしょう。ここでは3つの買取方法の特徴と利点について説明します。

  • 出張買取|その場で査定・引き取りができる
  • 店頭買取|複数店舗を比較しやすい
  • 宅配買取|自宅から発送して手軽に査定

出張買取|その場で査定・引き取りができる

専門業者に自宅まで来てもらい、その場で査定・買取してもらう方法です。自宅にいながら査定から引き取りまで完結する出張買取は、大型の遺品がある場合に役立ちます。家具・家電の搬出を任せられるため、体力的に不安がある方や遠方に住むご家族にも好まれています。

以下にメリットとデメリットを整理しました。

メリット デメリット
自宅で査定から買取まで完了する 信頼できる業者選びが重要
大型家具・家電にも対応しやすい その場での即決を求められる場合がある

状況に応じて訪問日時を調整できるため、時間の確保が難しい遺族にも適した方法といえるでしょう。ただし、訪問時の対応が早すぎて冷静な判断がしづらいこともあるため、事前に確認したいことを整理しておくと安心です。

店頭買取|複数店舗を比較しやすい

売却したい遺品を自分でリサイクルショップなどに持ち込んで査定してもらう方法です。店頭で査定してもらう方法は、金額を見ながら売る・売らないを柔軟に判断したい人に向いています。即日現金化ができる店舗も多いため、手早く処分したいときにも便利です。

以下にメリットとデメリットを整理しました。

メリット デメリット
複数店舗を比較しやすい 運搬の手間がかかる
査定額に納得できなければ断りやすい 量が多い場合や遠方だと負担が大きい

小型の品や高価な一点物を売却する際は、専門店をいくつか回ることで納得のいく取引ができるでしょう。反面、天候や移動距離によっては手間がかかるため、売却品の数や種類に応じて検討が必要です。

宅配買取|自宅から発送して手軽に査定

遺品を宅配便で送って査定してもらう方法です。忙しい人や店舗が近くにない人でも利用しやすいので、自宅にいながら売却を進めたい人に適しています。段ボールや梱包キットを送ってくれる業者もあり、準備がスムーズに進む点も魅力です。

以下にメリットとデメリットを整理しました。

メリット デメリット
自宅から発送するだけで手続きが完了する 査定額が届くまで分からない
全国対応の専門店も利用できる 返送対応が必要な場合、送料負担が発生することもある

簡便さが魅力ですが、査定額や対応条件を事前に確認した上で利用するのが安心です。高価な品を送る場合は、配送時の破損や紛失に備えて補償の有無もチェックしておきましょう。

遺品整理買取業者を選ぶポイント

遺品整理の買取サービスを安心して利用するには、信頼できる業者選びが何より重要です。悪質業者を避け、適正に査定・処分してくれる業者を選ぶために注目すべきポイントをまとめました。以下の点をチェックして、後悔のない業者選びに役立ててください。

  • 古物商許可や資格の有無をチェック
  • 口コミや実績で業者の信頼性を見極める
  • 見積もりや明細の内訳を明確にする
  • 供養や処分など付帯サービスの内容を確認

古物商許可や資格の有無をチェック

まず確認したいのは、依頼しようとする業者が古物商許可を取得しているかどうかです。品を買い取って販売するには各都道府県の公安委員会から古物商許可を得る必要があり、無許可で中古品売買を行う業者は法律違反となります。そのため、公式サイトや名刺に「古物商許可番号」が記載されているか確認しましょう。

また遺品整理士など業界の資格を持つスタッフがいる業者も信頼度が高いといえます。資格自体は必須ではありませんが、専門知識や研修を受けている証なので、買取査定や適切な処分に精通している目安となります。

口コミや実績で業者の信頼性を見極める

業者選びの際には、利用者の口コミ評価や過去の実績も参考になります。インターネット上で業者名を検索すると、Googleレビューや専門サイトでの評判を確認できます。極端に低評価が多い業者は避けたほうが無難でしょう。

また依頼件数や創業年数などの実績も、一つの信頼指標となります。遺品整理の依頼が多い業者や、地域密着で長年営業している業者は、ノウハウが蓄積されていると考えられます。もちろん口コミは主観的な面もありますが、複数の情報源から総合的に判断し、「ここなら安心して任せられそうだ」と思える業者を選びましょう。

見積もりや明細の内訳を明確にする

信頼できる業者は、見積もり内容を丁寧に説明してくれます。買取予定の品目ごとの査定額や、処分費用の内訳などを明示しない業者には注意が必要です。国民生活センターも「必ず複数の事業者から見積もりを取り、料金と契約内容を比較検討する」ことをアドバイスしています。

見積もり段階で不明瞭な点があれば質問し、納得してから契約しましょう。また見積書は口頭ではなく書面やメールでもらい、買い取る品と金額、作業日時、追加料金の条件などをしっかり確認してください。明細の透明性が高い業者ほど信頼でき、後から「聞いていない費用を請求された」というトラブルを避けることができます。

参照:こんなはずじゃなかった!遺品整理サービスでの契約トラブル|国民生活センター

供養や処分など付帯サービスの内容を確認

業者によっては、遺品の供養や不用品処分などの付帯サービスを提供しています。人形や写真などそのまま捨てづらい遺品をお焚き上げ供養してくれる業者もありますが、供養がオプション扱いで追加料金となる場合もあるため事前に確認しましょう。

加えて、買取できなかった大型ゴミの処分を市町村のルールに沿って代行してくれるかも重要なポイントです。一般廃棄物収集運搬の許可を持つ業者や自治体委託業者であれば、不用品の処理まで任せられて安心です。

遺品の買取や処分、供養まで一括で任せたい場合は、信頼できる専門業者への相談が安心です。遺品整理の相談所では、目的や予算に応じた最適な業者選びをサポートしています。

買取を含む整理プランに迷ったら、まずはお気軽にご相談ください。

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遺品整理買取の流れ

最後に、遺品整理で買取を利用する際の一般的な流れを確認しておきましょう。問い合わせから作業完了まで、基本的には以下のステップで進みます。事前に流れを把握しておけば、当日の段取りもスムーズになります。

  • Step1:問い合わせ・相談
  • Step2:見積・査定訪問
  • Step3:契約・日程調整
  • Step4:整理・買取の実施
  • Step5:精算・完了確認

Step1:問い合わせ・相談

遺品整理業者に問い合わせて、買取希望がある旨を伝えます。電話やメールで概算の費用相談が可能な場合もありますが、正確な見積もりには現地確認が必要です。

遺品の量や買取対象の品目、希望する日程などを伝え、無料見積もりの訪問日を調整しましょう。問い合わせ時に「何を持ってきてもらえるのか」「費用はかかるのか」など基本的なサービス内容も確認しておくと安心です。

買取実績が豊富な業者であれば、相談時に大まかな買取可能品の種類や手続きも説明してくれます。不明点や不安な点は、この段階で遠慮なく質問しておくと良いでしょう。

Step2:見積・査定訪問

予約した日時に担当者が現地(ご自宅)を訪問し、遺品の量や買取希望品を確認します。部屋ごとに遺品を見て回り、仕分けの方針や作業範囲を打ち合わせした後に、買取可能な品の査定が行われます。

専門スタッフが一点一点丁寧に査定し、査定額の合計と作業費用の見積額が提示されます。提示内容に納得できれば契約へ進み、問題があればこの時点で調整やキャンセルも可能です。複数社の見積もりを取って比較する場合は、即決せず一度持ち帰って検討すると安心です。

Step3:契約・日程調整

見積もりの内容に同意したら、正式に契約手続きを行います。契約書に作業日程や料金、買取金額の取り決めなどが明記されますので、しっかり確認してサインしましょう。買取額については「作業当日に減額されないか」など気になる点があれば契約前に確認しておきます。

また、作業当日までに遺族側で準備すべきこと(残す遺品の搬出や貴重品の保管など)があれば業者から指示があります。契約が済んだら、予約した作業日に向けて最終的な段取りを整えましょう。

Step4:整理・買取の実施

約束の日にスタッフが来訪し、遺品整理と買取作業が実施されます。続いて遺品の仕分けが始まり、買取する品・残す品・処分する品に分類していきます。査定済みの買取品は段ボールや梱包材に丁寧に詰められ、トラックに積み込みます。同時に、不用品や粗大ごみも適切に搬出されます。

作業スタッフは経験豊富なため、手際よく整理と搬出が進みます。ご遺族は作業中に立ち会い、仏壇や写真などで希望があれば、供養を執り行ってもらえる場合もあります。全ての遺品の運び出しと簡易清掃が完了したら、作業終了となります。

整理・買取でトラブルになったら?安心して対処するために

買取や整理作業の現場では、以下のようなトラブルが起こることがあります。万が一に備えて、事前に内容を確認し、落ち着いて対応できるよう準備しておきましょう。

  • 見積にない追加料金を請求された:見積書や契約書を確認し、記載のない費用であれば支払いを保留して説明を求めましょう。
  • 残す予定だった品が勝手に処分されていた:作業前に「残す物リスト」や写真を業者と共有しておくことで防止できます。
  • 明細や領収書を出してもらえなかった:その場で必ず請求し、拒否された場合は第三者機関に相談しましょう。

【困ったときの相談先】

▶︎消費者ホットライン(全国共通番号)188

「ちょっと不安かも」と感じた段階でも、迷わず相談しましょう。あなたの声が、トラブルを未然に防ぐ力になります。

Step5:精算・完了確認

作業完了後、担当者と一緒に部屋の中を確認しましょう。買取品の積み残しや、残すはずの遺品が紛れていないか最終チェックします。問題がなければ、事前の見積どおりの料金を精算する流れです。

買取額は作業費用から差し引かれ、差額を当日清算する形が一般的です。領収証や買取明細書を受け取り、すべての工程が完了したことを確認したら、遺品整理と買取作業は終了です。以上が一連の流れとなり、計画的に進めれば遺品整理と買取をスムーズに完了できます。

まとめ:遺品整理買取は専門業者の活用で安心・効率的に進めよう

まとめ:遺品整理買取は専門業者の活用で安心・効率的に進めよう

遺品整理の際に買取サービスを利用することで、金銭的負担の軽減や作業効率の向上といった多くの利点が得られます。一方で、満足のいく結果にするには信頼できる業者選びと事前準備が欠かせません。

この記事で解説したように、古物商許可の確認や複数社からの見積もり比較、デジタル遺品のデータ消去などのポイントを押さえておけば、大きなトラブルを避けられるでしょう。大切な遺品を適切に扱いながら整理を進めるためにも、実績ある専門業者の力を借りて、安全かつ効率的な遺品整理を実現してください。

遺品整理に不安を感じる方は、専門知識を持つ信頼できる業者に相談するのが安心です。

遺品整理の相談所では、買取対応や供養付きサービスなど、ご希望に合った業者をご紹介しています。納得のいく整理を進めるためにも、ぜひ一度ご相談ください。

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著者情報

坂本貴志

坂本 貴志

遺品整理の相談所 代表

遺品整理の相談所の代表を務め、廃棄物業界に15年従事しており、遺品整理、生前整理、ゴミ屋敷片付けなどの各種サービスのエキスパート。姉妹サイトでは、一般廃棄物収集運搬業の許可業者のみを紹介する不用品回収のマッチングサイト「不用品回収相談所」を全国展開し、 業界の健全化をビジョンに掲げて事業を運営している。豊富な経験により、個人でも一般廃棄物実務管理者、遺品整理士などの専門資格も取得しており、業界団体の講師や廃棄物業者へのコンサルティングなども務めている。

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