家財整理は、不要なものを処分することが主な目的です。家財の種類は幅広く、家具や家電といった大きいものから、日用品や写真といった細かいものまで含まれます。そのため、全てを自分たちで行おうとすると、残すものと処分するものの仕分けが難しく、多くの時間や労力を要します。
当記事では、家財整理を業者に依頼する方法や費用相場、優良遺品整理業者の見分け方について解説しています。家財整理の料金を安く抑える方法についても紹介しているので、家財整理をする予定のある方は、ぜひ参考にしてください。
この記事を読んで分かること
- 家財整理を業者に依頼する方法
- 家財整理を業者に依頼した場合の費用相場
- 家財整理におすすめな優良遺品整理業者の見分け方
- 家財整理の料金を安く抑える方法
また、今すぐ安全で信頼性の高い遺品整理の業者に依頼したい方は「遺品整理の相談所」がおすすめです。
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家財整理とは
「家財整理」とは、遺族が故人の不用品を処分することを意味します。家財の範囲は非常に幅広く、一例としては家や家具、家電、衣類、服飾品などが挙げられます。
また、家財整理と似た言葉に「遺品整理」があります。遺品整理とは、故人が残した品(遺品)を整理する作業のことで、物によっては処分せずに手元に残したり、形見分けしたりします。
家財整理は精神的にも肉体的にも負担を感じる大変な作業です。そのため近年は、業者に家財整理を依頼するケースも増えています。
家財整理を業者に依頼する方法
家財整理を業者に依頼する方法は、主に「遺品整理業者」「片付け業者」「リサイクル業者」の3つです。ここでは、家財整理を業者に依頼する方法とそれぞれの業者の特徴について紹介します。
遺品整理業者に依頼する
遺品整理業者とは、故人の自宅を片付けることを専門とする業者のことです。遺品整理を専門的に行っているため、遺品を法規制に則いながらも、遺族の気持ちの寄り添って大切に取り扱ってくれるのが特徴です。また、家財整理に伴うさまざまな手続きや困りごとへのサポートも受けられるため、家財整理にかかる全般的な負担を大きく軽減できます。
片付け業者に依頼する
片付け業者とは、片付けや不用品の処分を専門とする業者のことです。いわゆる「ゴミ屋敷」と呼ばれるレベルの尋常でないゴミや不用品が散乱している部屋でも、隅々まで片付けて、ゴミ・不用品を処分してくれる点が魅力です。ただし、片付け業者はあくまでも室内を片付け・掃除することを目的としているため、遺品の仕分けやゴミ・不用品の回収、買取は行いません。
リサイクル業者に依頼する
リサイクル業者とは、不用品や再利用できる品物を回収し、リサイクル・リユースに出して再利用する業者のことです。壊れた家具や家電を直して販売したり、海外で需要のあるものは輸出業者に販売したりします。リサイクル業者のメリットは、遺品整理業者と比較して料金が安い点にあります。ただし、不用品の回収のみを行うので、遺品の仕分けや清掃をすることはありません。
家財整理を業者に依頼した場合の費用相場
家財整理を業者に依頼した場合の費用相場は、70,000〜500,000円です。なぜこれほどまでに金額に差があるのかというと、家財整理にかかる金額は、間取りや作業人数、作業時間、荷物の量など、さまざまな要因で決定するためです。あくまで一般的な料金の目安とはなりますが、間取り・作業人数・作業時間ごとの費用相場を以下の表にまとめます。
間取り | 作業人数 | 作業時間 | 相場 |
---|---|---|---|
1K | 2~3名 | 2~4時間 | 約78,000~135,000円 |
1R | 3~4名 | 3~5時間 | 約99,000~184,000円 |
1DK | 3~5名 | 4~5時間 | 約245,000~284,000円 |
2DK | 4~6名 | 6~8時間 | 約270,000~337,000円 |
3LDK | 4~7名 | 9~11時間 | 約325,000~391,000円 |
4LDK | 5~8名 | 12~20時間 | 約482,000~690,000円 |
家財整理業者を選ぶ際に押さえておきたいポイント
この記事を読んでいる方のなかには、「なにを基準に家財整理業者を選べば良いか分からない…」とお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。家財整理業者を選ぶ際は、以下の3つのポイントを抑えることで安心・安全かつスムーズに依頼することができます。ここからは、家財整理業者を選ぶ際に抑えておきたいポイントについて紹介します。
相見積もりを取る
家財整理の費用を抑えるためには、いくつかの業者から相見積もりを取ることが効果的です。各業者の料金内訳やサービス内容を比較することで、最もコストパフォーマンスに優れた業者を見つけやすくなります。また、相見積もりを取ることで、家財整理にかかる相場観も把握できるので、高額な請求をしてくる悪徳業者かどうかを見極めやすくなります。
さらに、相見積もりの結果をもとに、業者に価格交渉を行いやすくなることもメリットです。例えば、他社の見積もりを引き合いに出しながら、料金の値引きを求めることで、結果的に費用を抑えられる可能性があります。
サポート内容を確認する
一口に家財整理業者といっても、そのサポート内容や範囲はさまざまです。そのため、どの程度まで家財整理をサポートしてくれるのかチェックすることが大切です。
例えば、不用品家具、家電の整理や仕分けや搬出までは行ってくれるものの、廃棄物処理まではサポートしていない業者の場合、家財整理にかかるトータル費用がかえって高くなってしまうおそれがあります。また、業者によってはオプションで室内の消臭・消毒やハウスクリーニングを行ってくれる場合もあります。そのため、自分にあったプランやサポート内容が提供されているかを事前にチェックすると良いでしょう。
・処分費:廃棄物処理・家電リサイクル法対象製品
・オプション:不用品買取・消臭・消毒・ハウスクリーニングなど
ホームページなどから過去の実績をチェックする
依頼を考えている家財整理業者が、過去にどんな家財整理を行って、どのくらいの実績を有しているのか確認しておくことは家財整理理業者を選ぶ際に、とても重要です。
なぜなら、家財整理業者の経験値が、あなたが理想とする家財整理に適しているかどうかを見極めるポイントになるためです。例えば、「質の良いサービスを提供します」と謳っているものの、過去の実績を公開していない家財整理業者は要注意です。
口では何とでも言えるので、ホームページなどから実際に過去の実績を確認して、本当に信頼できるのか、また、あなたの依頼内容に適しているのか判断しましょう。反対に、豊富な実績を有している業者は、それだけ人気の業者であるということの裏付けにもなります。
口コミや評判を参考にする
口コミや評判は、実際にその家財整理業者を利用した人からのフィードバックであり、業者選びにおいて大変有益な情報源となります。インターネットで検索すれば、レビューサイトやSNSなどで家財整理業者の評価を確認することができます。具体的には、「依頼しようとしている業者名 口コミ」や「家財整理業者 評判」といったキーワードで検索するのがおすすめです。
ただし、なかにはサクラや嘘の情報が紛れており、全ての口コミが信頼できるわけではないので、多くの意見を総合して判断することが重要です。
家財整理におすすめな優良遺品整理業者の見分け方
遺品整理業者選びに失敗すると、「相場よりも高額な費用を請求された」「契約内容と実際の施工内容が違った」などのトラブルになりかねません。後悔しないためにも、ここで優良遺品整理業者の見分け方について理解を深めましょう。
遺品整理士の資格を所有している
遺品整理士資格とは、遺品整理士認定協会が認定する民間資格です。遺品整理に関する知識や技術を正しく身につけていることを証明する資格で、優良な遺品整理業者を選ぶ指標のひとつとなります。遺品整理士の資格を所有している業者であれば、一定水準以上の知識や技術を持っていることが証明されているため、安心して家財整理を依頼できます。
一般廃棄物収集運搬業許可を取得している
優良遺品整理業者かどうかを確認するうえで、一般廃棄物収集運搬業許可を取得しているかどうかも忘れてはならないポイントです。一般廃棄物収集運搬業許可は、一般家庭から排出される不用品を回収するうえで必ず取得しなければならず、許可を得ずに家庭から出る不用品の回収を行うことはできません。
反対に、一般廃棄物収集運搬業許可を取得している業者のホームページには、以下のように認可番号の記載があります。
「東京都23区一般廃棄物収集運搬業許可 第0000号」
この番号は自治体から業者に割り振られている番号で、各自治体のホームページにも掲載されています。許可の確認とあわせて、自治体に許可番号が記載されているかどうかもチェックしましょう。
料金体系がわかりやすく明示されている
家財整理業者の金額は、業者によって大きく差があります。優良な業者は分かりやすい料金体系になっているケースがほとんどです。反対に悪質な業者では、料金体系が明示されていなかったり、曖昧な表現となっているケースが目立ちます。
ホームページを見て料金が明示されていない場合や、一見して料金が分かりにくいと感じた場合は、その業者への依頼は避けることをおすすめします。
また、なかには見積もり後に高額な追加費用が発生したという残念なケースも報告されています。そのため、見積もり後に料金が変動する可能性はあるのか、その場合の事前説明の有無などについても、あわせてチェックしておくと良いかもしれません。
スタッフの対応が良い
家財整理では、故人が大切にしていた遺品と向き合って作業を進めます。そのため、遺品を大切に扱ってくれなかったり、スタッフの態度が横柄な業者には依頼したくないものです。
スタッフの対応が良い会社の特徴としては、「電話での応対が丁寧」「メールの返信や質問などレスポンスが早い」「家財整理作業に対して誠実な気持ちで向き合っている」などが挙げられます。特に、見積もりの時点から親身に相談に乗ってくれる業者は、現場に来るスタッフの対応も良いことが多いものです。言葉遣いや対応姿勢などから、優良な業者かどうかを見極めるのも、ひとつの手です。
遺品整理の相談所では、当社がおすすめする優良な業者が加盟しており、予算にあった業者をご提案します。お困りの際は、ぜひお問い合わせください。


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家財整理の料金を安く抑える方法
家財整理はいくつかのポイントを抑えることで、費用負担を軽減できます。特に、自分でできる範囲を事前に整理するだけで、金額が半額以下になることも珍しくありません。ここでは、家財整理の料金を安く抑える方法について紹介します。
自分で処分できるものは処分する
家財整理の費用を抑えるためには、事前に自分で処分できるものは処分しておくことが有効です。例えば、燃えるごみ、不燃ごみ、資源ごみなどを自治体のルールに従ってまとめておくだけでも、業者に依頼する作業量を減らすことができます。
さらに、比較的自分たちでも処分しやすい衣類や書類などは、あらかじめ廃棄しておくことで、処分費用を削減できます。
まずは、必要なものと不要なものを明確にし、業者が効率よく作業を進められるように備えましょう。
業者の買取サービスを利用する
買取サービスを行っている業者に依頼すると、家財整理にかかる料金から買取金額分を差し引いてもらうことができます。ただし、あまりにも古い製品や状態の悪い品は、買取してもらえない場合もあるため、何を買取してもらえるのか業者に確認するのが良いでしょう。買取業者に引き取ってもらえる不用品の一例は以下の通りです。
種類 | 参考品目 |
---|---|
電化製品 | 冷蔵庫、液晶テレビ、パソコン、エアコンなど |
家具・インテリア | ベッド、ソファ、テーブル、シェルフ、食器棚など |
車両・農機具 | 自転車、バイク、カーナビ、トラクター、草刈り機など |
おもちゃ | ゲーム機、ゲームソフト、漫画、玩具など |
スポーツ用品 | ゴルフグッズ、テニスグッズ、サーフボード、スキー用品など |
楽器 | ピアノ、キーボード、ギター、バイオリンなど |
貴金属・骨董品 | 宝石、アクセサリー、お皿、壺など |
ブランド品 | ブランドバッグ、ブランド服など |
なるべくゴミを減らす
家財整理作業は、ゴミの数が多いほど作業が難航する傾向にあります。そのため、先にゴミを処分しておくことで、作業を進めやすくなります。ゴミを処分する方法のなかでも、最もリーズナブルなのは自治体の廃棄物処理施設に持ち込むという方法です。自治体によってルールや持ち込み方法は異なりますが、なかには粗大ゴミを無料で引き取ってくれることもあります。
まとめ:家財整理をするときにはノウハウを持つ専門業者に依頼するのがおすすめ
今回は、家財整理を業者に依頼する方法や費用相場、優良遺品整理業者の見分け方についてお伝えしました。家財整理は、自分たちで行うこともできますが、家財を一つひとつ整理したり重いものを運び出さなくてはならないため、根気がいります。
「遺品整理を行う時間や体力がない方」や「家財ごとに異なる処分のルールが分からない方」は、専門の遺品整理業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼することで、不要な物を手早く適切に撤去することができ、家財整理にかかる負担を軽減できます。
ただし、遺品整理業者の料金やサービス内容は、業者ごとに違うため、複数の業者から相見積もりを取り、料金や作業内容、信頼性などを比較検討することが大切です。
まずは、信頼できる遺品整理業者に見積もりを依頼してみてください。適切な業者選びと準備で、無理のない費用で満足のいく遺品整理を実現しましょう。
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