「久しぶりに実家に帰ったら物があふれていて、どこから手をつければいいかわからない」
「実家の片付けを始めたいが、段取りが全くわからない」
「兄弟姉妹や親との話し合いをどう進めればいいか」
実家の片付けは、勢いで始めてしまうとうまくいきません。家族との意見の違いで揉めたり、途中で体力も時間も尽きてしまうケースは少なくありません。順序立てて段取りよく進めることで、効率よく、親とのトラブルも避けながら片付けを完了できます。
この記事では、実家片付けの段取りを「逆算スケジュール・部屋別着手順番・兄弟間の費用合意・捨ててはいけないものリスト・親の説得コツ」まで、1ページで完全解説します。
この記事を読んで分かること
- 実家の片付けを検討するべきタイミング
- 実家の片付けをスムーズに進めるステップ
- 実家の片付けを進める方法
- 実家の片付けにかかる費用
- 実家の片付けは早めにと言われる理由
- 実家の片付けにおいて注意すること
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実家の片付けは早めにと言われる理由
実家の片付けをするなら、できるだけ早く取り組むことが大切です。早めにと言われる主な理由は以下の3つです。
①事故防止につながる
実家の片付けは、地震や火事などのときの避難路の確保や家の中での転倒事故などの防止につながります。高齢になると動作が緩慢になり移動に時間がかかることが考えられるため、地震や火事などの緊急時を考えると、部屋が散らかっている状態は好ましくありません。
また、家の中の転倒事故は高齢者がケガをする主な原因のひとつで、その後寝たきりになってしまうこともあるくらいです。実家を早めに片付けることで、思いがけない事故を防止でき、安全に生活していけるでしょう。
②時間がかかる
年齢が高くなるにつれて身の回りのことを済ませるのに時間がかかるため、できれば親が健在のうちに片付けに取り組むべきです。高齢になるほど判断能力や認知能力が衰えるため、片付けにさらに時間を要するようになるからです。
親の状態が悪くなるほど片付けが進まなくなり、親子や親族間でトラブルになってしまうケースもあります。「元気だからもっと先でいい」ではなく「元気だからこそ今から始める」という気持ちで、片付けを進めるとよいでしょう。
③相続がスムーズになる
実家を片付けておくことで、もしものときも落ちついて行動ができます。貴重品をまとめておいたり持ち物を最小限にしたりするなど、相続を見越して片付けをおこなうことで、スムーズに手続きができます。近年は生前整理という形で、自宅の片付けをおこなう人も増えています。
また、相続が発生した後で部屋を片付けるのは精神的にとても辛く、すぐに取りかかれないことも多いものです。さらに、空き家状態の実家を放置すると固定資産税や修繕費の維持費が継続的に発生します。物が多いまま放置されると売却や賃貸が進まず、兄弟姉妹間で「誰が片付けるか・費用は誰が負担するか」という相続トラブルに発展することもあります。
実家の片付け:段取りの逆算スケジュール
「段取り」の鉄則は「完了目標から逆算して計画を立てること」です。以下のスケジュールを参考に、いつ何をすべきかを計画してください。
| タイミング | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 3〜6か月前 | ①親への声かけと方針合意②兄弟姉妹への連絡・役割分担の確認③「自力でやるか・業者に頼むか」の方針決定 | 急かさずゆっくり時間をかけて。子ども部屋から片付け始めて親に見せると説得しやすい |
| 2〜3か月前 | ①部屋ごとの優先順位の確定②業者に依頼する場合は相見積もり(最低3社)③費用負担の話し合い(誰がいくら払うか) | 業者への依頼は早めに動くこと。繁忙期(3〜4月)は予約が取りにくい |
| 1か月前 | ①自治体の粗大ゴミ収集を予約②不用品買取業者への問い合わせ③片付け道具の準備リスト確認 | 粗大ゴミは予約制の自治体が多い。繁忙期は1か月以上先になる場合も |
| 2週間前 | ①片付け道具の購入・準備②処分先ルートの最終確認③当日の作業分担の確認 | ゴミ袋・ガムテープ・ダンボール・清掃道具を多めに準備 |
| 作業当日 | 子ども部屋→リビング→キッチン→洗面所→押し入れ・物置の順で進める(詳細は次のセクション参照) | 一日で無理に終わらせようとしない。1日1か所・1段・1箱を目安に |
| 作業後 | ①買取品の売却手続き②残った不用品の廃棄③ハウスクリーニング(売却・賃貸予定の場合)④不動産活用・売却の相談 | 買取は業者によって査定額が大きく異なる。最低3社に相見積もりを |
自力で片付ける場合は「着手する部屋の順番・片付けの優先順位・作業手順」を計画して頓挫せずに済みます。業者に依頼する場合は「片付けを完了したい時期から逆算して業者選びや見積もりの取得」を早めに動かすことが重要です。
実家の片付けをスムーズに進めるステップ
一口に実家の片付けといっても、「具体的になにから取り掛かれば良いかわからない」という方もいるでしょう。実家の片付けは、以下の3つのステップを踏むことでスムーズに進めることができます。

この章では、理想的な実家の片付けの進め方について解説します。
ステップ1.まずは計画を立てる
まずは、片付けの計画を立てましょう。一口に実家の片付けといっても、その範囲やどのぐらい片付けるかは人によって大きく異なります。無計画のまま、手当たり次第に気になったところから片付けを始めてしまうと、必要以上に時間がかかったり、勢いに任せて大切なものも処分してしまうかもしれません。
反対に、片付けを始める前に計画を立てることで、無理のないペースで進められ、疲労やストレスを軽減することができます。家族関係を良好に保ち予期せぬ揉めごとを防止するためにも、家族全員で話し合って、いつまでにどのくらい実家を片付けるのかを決めましょう。
計画には必ず「片付けを完了させる目標日」を設定しましょう。目標日を決めずに「少しずつやろう」という計画では頓挫するケースが多いです。「〇月△日まで」という具体的な期限を決め、その日から逆算して各作業の日程を割り当てます。
ステップ2.種類ごとに不用品と必要なものを分ける
片付けがスタートしたら、さっそく家具・家電などの種類ごとに仕分けをはじめます。部屋数が多い場合は、一部屋ごとに片づけるのも良いでしょう。
さらに大きな段ボールなどを用意して、部屋のなかのものを「捨てるもの」と「残すもの」に分けていきます。不用品と必要なものを分ける際には、普段使っているかどうかや、今後の生活で必要かどうかを基準に考えるのがおすすめです。このとき、捨てるか残すか判断に迷うものは、一度保留にしても構いません。ただし、一生置いておくわけにはいかないので、あらかじめ手元に置いておく期間を決めておき、期日がきたら改めて残すか処分するかの判断を下しましょう。
| 不用品 | 必要なもの |
|---|---|
|
|
事前に「残す・捨てる・保留・買取・形見分け」の5分類ラベルを用意しておくと、当日の仕分けがスムーズになります。
ステップ3.不用品を処分する
仕分けが完了したら、いよいよ不用品を処分します。不用品の処分方法には、
- リサイクルショップへ持ちこむ
- フリマアプリやネットオークションを利用する
- 自治体の回収を利用する
- 不用品回収業者や片付け業者に依頼する
- 寄付する
などがあります。それぞれの方法でメリット・デメリットは異なるため、どの方法が自分に一番合っているかをよく検討したうえで、選びましょう。処分方法ごとのメリット・デメリットは、以下の表の通りです。
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| リサイクルショップへ持ちこむ |
|
|
| フリマアプリやネットオークションを利用する |
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| 自治体の回収を利用する |
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|
| 不用品回収業者や片付け業者に依頼する |
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| 寄付する |
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買取できるものは買取業者に依頼することで、費用の節約になります。家電・家具・貴金属・ブランド品など状態の良い品物は査定を依頼しましょう。複数の業者に査定を取ることで高値売却につながります。
部屋別・場所別の着手順番と進め方のコツ
実家の片付けで「どこから始めればよいか」は多くの方が悩むポイントです。以下の順番が、親とのトラブルが少なく効率よく進められる定番の順番です。
| 着手順番 | 場所 | 理由・効果 | 具体的な進め方のコツ |
|---|---|---|---|
| ①最初 | 子ども部屋(自分の部屋) | 親の許可が不要。作業の成功体験が得られる。片付いた部屋を親に見せてモチベーションを上げられる | 自分の物なので判断が早く短時間で片付く。完成したら親を案内して「こんなにすっきりする」と実感させる |
| ② | リビング・居間 | 日常的に目に入る空間。効果がわかりやすく親も実感しやすい。動線の確保で安全性も改善される | 壊れた家電・読み終えた雑誌・古い書類など判断しやすいものから手をつける |
| ③ | キッチン・食器棚 | 賞味期限切れ食品・使っていない食器が多い。判断基準が明確で進めやすい | 食器はまず「最近1年使ったか」で仕分け。賞味期限切れ食品は問答無用で廃棄 |
| ④ | 洗面所・浴室・薬箱 | 古い薬品・化粧品・洗剤は処分基準が明確(使用期限切れ) | 薬は処方箋・使用期限を確認してから処分。大量の薬は薬局で引き取ってもらえる場合がある |
| ⑤最後 | 押し入れ・物置・屋根裏 | 収納量が最も多く疲れやすい。思い出の品が集中しており感情的になりやすい | 「棚1段」「段ボール1箱」単位で少しずつ進める。すべてを一度に出さない |
「完璧にやろう」とせず、まずは1か所・1段・1箱を整えることを目標にすると、次の作業にも取りかかりやすくなります。1回の帰省で全部終わらせようとせず、複数回に分けて少しずつ進める計画が長続きのコツです。
実家の片付けを進める方法
時間があるうちに、実家の片付けを進めていきたいと思っている人もいるでしょう。実家の片付けを進める方法は、大きく分けて下記の2つです。
- 専門の片付け業者に依頼する
- 自分たちで行う
それでは、実家の片付けを進める2つの方法とそれぞれのポイントを紹介していきます。
1.専門の片付け業者に依頼する
実家の片付けを進めるにあたって、最もおすすめなのが「専門の片付け業者に依頼する方法」です。
実家の片付けを自分たちだけで行う場合、片付け完了までにはおよそ3ヶ月が必要と言われています。一方で、片付けのプロである専門業者に依頼すれば、効率的かつ効果的に作業を進めることができ、最短1~2日ほどで実家を綺麗にすることができます。
また、専門業者に依頼すれば家具や家電などの重たいものも運んでもらえるため、片付けにかかる負担を大きく軽減できることもメリットです。なかには、生前整理にも対応している業者もいるため、大切な品を適切に仕分けながら、所持している財産を把握し、遺産分配の整理が行えるようになります。
2.自分たちで行う
コストパフォーマンスを重視したい場合には、自分たちで片付けを行うのがおすすめです。前述した通り、
実家の片付けを業者に依頼する場合、人件費や運搬費など、さまざまな費用がかかります。一方で、自分たちで片付けるのであれば、出費はゴミ袋や清掃用品の購入費だけで済み、コストを大きく抑えることが可能です。
ただし、実家の片付けを自分たちだけで行うのは、決して容易ではありません。例えば、大量の荷物を運んだり、重い家具を動かしたりする作業には、体に多大な負担がかかります。高齢者だったり、体を傷めていたりする方にとっては、より厳しさを感じるでしょう。
また、ゴミの日にまとめて出せばいいと思われがちな一般ゴミでも、各自治体によって分別のルールが存在し、適切に処分を行わなければなりません。
粗大ごみや電池、スプレー缶といった特殊なゴミの処分となるとさらに煩雑で、処分するためには事前に申し込みが必要な自治体も珍しくありません。処分方法を誤ってしまうと、最悪の場合罰則や罰金を受ける可能性もあるため最新の注意が必要です。
このように自分たちで片付けるメリットももちろんありますが、全体的にはデメリットも多いものです。そのため、少しでも片付けに不安がある場合は、業者に問い合わせてみることをおすすめします。
自力でやるか・業者に頼むかの判断基準と費用相場
実家の片付けを「自力で進めるか」「業者に依頼するか」は、状況によって判断が変わります。以下の比較表を参考にしてください。
| 比較項目 | 自力で片付ける | 業者に依頼する |
|---|---|---|
| 費用 | 数千〜数万円(ゴミ袋・粗大ゴミ手数料等) | 間取りにより5〜50万円以上 |
| 時間・期間 | 数週間〜数か月(毎週末対応が多い) | 最短数時間〜1〜2日で完了 |
| 向いているケース | 荷物が少ない・人手3名以上確保できる・時間に余裕がある | 荷物が大量・遠方・期限あり・人手がない |
■業者に依頼した場合の費用相場(間取り別)
| 間取り | 費用相場目安 |
|---|---|
| 1R・1K | 30,000円〜80,000円 |
| 1DK・1LDK | 50,000円〜150,000円 |
| 2DK・2LDK | 80,000円〜200,000円 |
| 3DK・3LDK | 120,000円〜300,000円 |
| 4LDK・一戸建て | 200,000円〜(要見積もり) |
※費用は荷物の量・立地・買取対応の有無によって変動します。買取対応業者に依頼すると買取金額を作業費から差し引いてもらえるため、実質的な費用が大幅に下がるケースもあります。必ず複数社から現地見積もりを取ってください。
片付けにかかる費用を少しでも抑えたい場合には、「できる範囲で自分たちで掃除をしておく」のが得策です。例えば、種類ごとに仕分けをしておいたり、可燃ごみをあらかじめ処分しておくことで、費用の軽減が見込めます。
また、片付け業者によっても対応内容や金額に幅があるため、複数の業者に相見積もりを取って、最もコストパフォーマンスに優れた業者を探すのも有効な方法です。
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実家の片付けで注意すべきポイント:親の説得と進め方
①親の気持ちに寄り添う
物を捨てることに抵抗がある高齢者は少なくありません。親の気持ちに寄り添い、時間をかけて片付けの必要性を理解してもらうことや、親の意向に沿う形で進めていくことが大切です。
■親への説得アプローチと声かけ例
| アプローチ | 具体的な声かけ例 |
|---|---|
| 安全面から切り出す | 「転んだときのことが心配だから、通り道だけでもすっきりさせようよ」 |
| 子ども部屋を見せる | 「私の部屋を先に片付けてみたよ。ほら、こんなにすっきりした。一緒にやってみない?」 |
| 生前整理として提案する | 「私たちに何かあったときのために、大事なものがどこにあるか一緒に確認しておきたい」 |
| 孫・親族を巻き込む | 「孫が遊びに来るときのために、部屋を使えるようにしておきたいな」 |
| 小さな成功体験から始める | 「今日は食器棚だけ。1時間で終わらせよう。うまくいったら褒めてもらえる?」 |
②勝手に物を捨てない
実家を片づけるうえでの前提として、置いてある物の所有権は親にあります。子は片付けを手伝う立場であることを忘れずに、親に判断を委ねながら進めましょう。
「片付けている最中に親が見ていないときにこっそり捨てた」「実家に帰ったときに何も聞かずに不用品を処分した」というケースは、後で大きな親子トラブルに発展することがあります。物の処分は必ず親の同意を得てから行いましょう。
③捨てられない気持ちを否定しない
親が物を捨てることに抵抗を感じているからといって、その気持ちを否定してしまうと、関係が悪化するだけです。
効果的な対処法は「保留ボックス」を作ること。捨てるかどうか迷った物を保留ボックスに入れ、「3か月後にもう一度判断する」と伝えることで、その場で決断しなくていい安心感が生まれます。実際に3か月後に保留ボックスを見直すと、大半は「やっぱり捨てていい」と判断できることが多いです。
兄弟姉妹・親族間の役割分担と費用負担の事前合意
実家の片付けで最もトラブルになりやすいのが「誰が片付けをするのか」「費用は誰が負担するのか」という問題です。親が亡くなった後に議論が紛糾するケースが多いため、片付けを始める前に明確にしておきましょう。
■事前に確認・合意すべき項目
| 確認項目 | 内容・目安 |
|---|---|
| 片付け担当者 | 誰が中心になって進めるか(近くに住む子ども・同居している子ども等) |
| 費用の分担方法 | 「等分割」「長子が多く負担」「実家を相続する人が全額負担」など事前に合意する |
| 日程の調整 | 全員が集まれる日程を複数確保しておく。遠方の場合はビデオ通話での参加も検討 |
| 遺品の扱い | 形見分けしたいものは事前にリスト化しておく。親に「誰に残したいか」を確認しておく |
| 業者依頼の可否 | 費用が工面できる金額次第で業者利用の可否が変わる。先に予算感を共有する |
費用の目安が把握できていないと話し合いが進みにくいため、先に業者から相見積もりを取って「大体いくらかかるか」を把握してから費用分担の話し合いをするのがスムーズです。
絶対に捨ててはいけないもの・貴重品チェックリスト
片付けを進める中で、誤って処分してしまうと相続手続きや生活に重大な支障が出るものがあります。以下を必ず事前に確認し、まず貴重品を安全な場所に移してから片付けを進めましょう。
- 通帳・キャッシュカード(全金融機関分)
- 印鑑・実印・銀行印
- 保険証書(生命保険・医療保険・損害保険)
- 不動産の権利証・登記識別情報
- 遺言書・エンディングノート
- 年金手帳・ねんきん定期便
- 株式・有価証券・投資信託の証書
- 各種契約書(ローン・クレジット等)
- パスポート・マイナンバーカード
これらは「古い書類」に見えても絶対に捨ててはいけません。特に権利証・保険証書・株式関係の書類は再発行が困難または不可能です。片付け作業の最初に専用ファイルを作り、これらをまとめて保管してください。
貴重品が見当たらない場合のチェックポイント
- 押し入れの奥・段ボール箱の底・タンスの引き出し最上段に隠されているケースが多い
- 家電の取扱説明書の束に紛れ込んでいることがある
- 金庫がある場合は必ず開けて中身を確認する(金庫の鍵の場所を事前に確認しておく)
- 高齢の親は「何かあったとき用」の現金を自宅に保管していることが多い
実家の片付けを検討するべきタイミング
実家の片付けを検討するべきタイミングには、
- 生前整理のタイミング
- 親の健康状態に変化があったとき
- 遺品整理のタイミング
の3つが挙げられます。まずは、実家の片付けを検討するべきタイミングについて、それぞれ詳しく説明します。
なお、実家の片付けを始めるにあたって「どこから手をつければいいのか」「業者に頼むべきかどうか」と悩む場合は、以下の記事を参考にしてください。以下の記事では、片付けの始め方から進め方、費用を抑えるコツまでを総合的に解説しています。
1.生前整理のタイミング
「生前整理」とは、人生の終わりに向けて、身の回りのものや財産を整理することを言います。生前整理のメリットは、親の意向を聞きながら一緒に片付けが進められるため、悔いのない処分が実現できる点にあります。
さらに、生前整理のタイミングで実家の片付けを行っておくことで、親が亡くなった後の家族の負担も軽くなり、大切な財産や思い出の品を確実に引き継いでもらえます。
生前整理をはじめるタイミングは、人によってさまざまですが、一般的には還暦を迎えた60歳を目安に始める方が多く、なかには50代のうちに取り組む方もいます。
2.親の健康状態に変化があったとき
親の健康状態に変化があったときも実家の片付けを検討するべきタイミングのひとつです。「これまでとは違い、思ったように体が動かせなくなってきた」「施設や病院で生活を送る必要が出てきた」といった、生活環境の変化に合わせて、片付けを検討する人も多いものです。
このタイミングでは、「子どもが自分のことを心配してくれている、気にかけてくれている」という気持ちが安心につながることから、親も片付けに前向きになってくれる傾向にあります。
「転倒してケガしてしまわないように十分な歩行スペースを確保したい」「リハビリ中や退院した後にも生活しやすいように家の中を整えたい」と提案することで、納得感を得られるでしょう。
3.遺品整理のタイミング
親が亡くなったタイミングで、遺品整理とあわせて実家の片付けを行うパターンも珍しくありません。遺品整理には明確な期限は設けられていないものの、一般的には葬儀直後や諸手続き後、四十九日法要後、相続税の申告前など、区切りのよいタイミングで行われます。
親が亡くなった後の片付けでは、遺言やエンディングノートに従って一から遺品の整理や家の片付けをしなければなりません。
また、遠方から実家に帰省して片付けを行う場合は、滞在期間中に作業を終えなくてはならないため、時間との戦いになります。心の整理をする間もなく、作業や手続きに追われることも考えられるため、できる限り親が元気なうちに話し合い、片付けをスタートすることが望ましいでしょう。
まとめ:実家の片付けを段取りよく進めるために業者へ相談してみよう
今回は、実家の片付けを進める方法や費用、実家の片付けにおける注意点などについてお伝えしました。実家の片付けは、なかなか根気がいることですが、思い立ったのが吉日です。親の意見を尊重しながら、子供たちが協力して進められるようにするためにも、話し合いや作業に十分な時間を確保しましょう。
「忙しくてなかなか片付けに時間が取れない方」や「大型の荷物を家の外まで搬出するのは大変という方」は、専門の遺品整理業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼することで、不要な物を手早く適切に撤去することができ、家財整理にかかる負担を軽減できます。
ただし、遺品整理業者の料金やサービス内容は、業者ごとに違うため、複数の業者から相見積もりを取り、料金や作業内容、信頼性などを比較検討することが大切です。
まずは、信頼できる遺品整理業者に見積もりを依頼してみてください。適切な業者選びと準備で、無理のない費用で満足のいく遺品整理を実現しましょう。
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